第六回 シュネーバレン

ヒロ クランツさん特集第六回目、ご紹介するのはシュネーバレンです!


今回御紹介するシュネーバレンは、クッキー生地を油で揚げる、珍しいお菓子です。
シュネーバレンとは、その見た目どおり"雪の玉"という意味。

フジイの除雪機と"雪"つながりということで、取材させていただきました。



写真中央に写っているのがシュネーバレンの生地。作る前に一日寝かします。

写真右側に移っているのがシュネーバレン専用の型です。シェフのお知り合いには茶漉しを二つ合わせて代用した方もいるのだとか。



まずはこの生地を20cm×20cmの
正方形に伸ばし、
パイカッターのような もので
1cm幅で切っていきます。
なるべく正確に正方形にするのが
きれいに揚げるコツ。
そうすると、
火がムラなく入りやすいのだそうです。

 

 



こんな風に、端を残して切り込みの入った生地。
次は型に入れます。
平均的に火が通るように、バラバラに入るように丁寧に…

  

 


油の温度は180℃。

回転させながらきつね色になるまで揚げます。

 

 


 

揚がったら粉糖を振りかけて
出来上がり!

作り方や味は日本のかりんとうにちょっと似ていますが、
食感はクッキーで包んだパンのよう。

固さと柔らかさがバランスよく同居した、とっても新鮮な食感です。

気取らない温かい甘さで、どんどん食べてしまいます。


 

シュネーバレンには特別なエピソードはありません。
シュトーレンのように、クリスマスのときに食べるというような慣わしもありません。
あまりに昔から身近にありすぎていわれがない…
それがシュネーバレンの特長だそうです。


シュネーバレンといえば有名なドイツのローテンブルグや、
オーストリアのケーキ店・デメルなどでは一年中作っているそうですが、

「やっぱり冬がいいんじゃないの?」(シェフ)ということで
ヒロ クランツさんでは1月〜3月の土日のみの限定販売です。

 

 

ヒロクランツさん外観

ヒロ クランツ

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